OUR STORY

ERILISSの開発ストーリーをご紹介しています。

サンクスジュエリーの開発秘話

この度は ERILISS にお越しいただき、誠にありがとうございます。ERILISS に込められた私たちの想いや商品コンセプトについてご紹介いたします。
私がこれまで歩んできた親子三代の物語を振り返り、世の中の家族を幸せにしたいと願って誕生したブランドです。

幼少期(1981~)

両親は福岡県出身で、私は大阪で生まれ、神戸で育ちました。
父は全国展開していた呉服店の神戸と福山にあった店をそれぞれのれん分けという形で独立しました。両親共に仕事に忙しく、幼少期は家族旅行をしている友人たちをうらやましく思っていた記憶があります。

ウェディング(2000-2003)

学生時代の約4年間、結婚式場でアルバイトをしていました。300件以上の結婚式を担当しましたが、何度聞いても新婦手紙と新郎挨拶は感動的でした。
新郎新婦の「ありがとう」と参列者の「お幸せにね」のメッセージは、冠婚葬祭で最も大切な本質だと思います。このウェディングにおける経験が私のすべての礎となりました。

バックパッカーの旅(2002)

結婚式場でアルバイト代を貯めて、アジアやオーストラリアへ一人旅に出ました。というのは、私は少年時代から英語が好きで、当時の夢が「世界をまたにかけるビジネスマン」だったから。
でも、多くの外国人たちの「日本文化は素晴らしい」の言葉に衝撃をうけ、もっと日本人が日本を誇りに思ってほしい、もっと日本の魅力を世界中に知ってほしいと思うようになりました。

呉服店を承継(2003/12/1)

海外で考え方が変わった私は、父が福山の会社に専念することをきっかけに、卒業前にえり正を承継しました。
まだ社会も何も知らない21歳の若造でしたが、昼はお客様の人生の話を聞き、夜はビジネス書で経営を学び、毎日必死にもがいていました。
最も苦しい時代でしたが、お客様の個性や考え方に合わせて商品をセレクトメイドしていく喜びを学びました。

お嫁入り道具(2003〜)

昔ながらの呉服屋は、お嫁入り道具にフォーマル着物を誂えて、冠婚葬祭の思い出を未来に紡ぐことを大切にしていました。
お客様は親元を離れる娘に「幸せになってほしい」と願いを込めて着物や真珠を揃えてくださいます。
そんな日本の「物に心を込める」風習の美しさを学びました。

成人式事業(2004〜)

オギャーと産まれた赤ちゃんが20年の時を経て、大人になる大切な節目の日です。
家族が共に歩んできた時間こそが、かけがえのない大切な財産だと学びました。

宝石を買い付けにタイ出張(2004〜2007)

上質な宝石が世界中から集まるタイに誕生石の仕入れによく行きました。
当社では、新成人のお祝いにジュエリーをご購入してくださるお客様が多く、女性のお守りにルビー、石言葉が「永遠の絆」のダイヤモンド、守護石としての誕生石が人気です。家族の幸せを願う象徴としての宝石は、より輝いて見えますよね。

家族写真の撮影(2005〜)

成人式の前撮りでは、当時は珍しかったロケ撮影を始めると家族写真がとくに喜ばれました。
成人式は本人だけが主役なのではなく、家族にとっても大切な節目だと学びました。

きものアフター診断士(2010〜)

「着物をずっと大切にしたい」「キレイに洗って娘に譲りたい」という需要に応えて、アフター診断士として積極的にメンテナンスを推進しました。
「この着物で結婚式に参列したね」といった昔話に花が咲くことも多く、思い出や感情といった精神的価値を重んじるようになりました。

プロポーズ(2011/1/1)

中学の同級生だった妻にプロポーズをしました。

父が癌で倒れる(2011/1/2)

プロポーズした翌日、父が直腸がんに倒れました。福山の会社経営も私が担うことになり、神戸と福山の往復生活がスタートしました。
たくさんのお客様から応援の言葉と父との思い出話を聞かせていただき、私ももっと多くのお客様と思い出を作りたいと決意しました。

ジュエリーのリフォーム(2011〜)

「思い出は物に宿る」や「世代を超えた喜びのシェア」といった着物の成功体験から、ジュエリーのリフォームを積極的に推進していきました。
たとえば婚約リングを、娘の成人式でネックレスにして母娘でシェアしたり、結婚式で新たなリングにしてプレゼントしたり。ご納品時に家族みんなが喜んでくださる姿を見て、リフォームの魅力に虜となりました。

結婚(2012/4/1)

父の病状も落ち着いたことから、神戸の北野天満宮で結婚式を挙げ、桜が満開に咲くレストランで披露宴を行いました。
みんなの前で「妻を幸せにする」と宣言する結婚式は、自分に責任感を持たせるために必要な儀式だなと実感しました。

父の葬式(2014/5/29)

父は余命半年を宣告されながらも2年の闘病生活の末、67年の人生の幕を閉じました。
記念日を大切にする父らしく、葬式は5月29日の呉服の日でした。

息子の誕生(2014/5/30)

父の葬式で喪主をつとめ終えた直後、妻に陣痛が始まり、息子が誕生しました。父を喪った息子は、息子が誕生して父となりました。
この親子三世代で連なった人生の物語をもっと意味のあるものに高めたいと決意しました。

リモデルカウンセラー・相続診断士(2018〜)

着物やジュエリーのお直しを大切してきた企業文化もあって、生前贈与や遺品整理の相談が増えていきました。
物に込めた想いを次世代に継承する「形見分けの文化」を大切にし、お客様にもっと寄り添いたいという気持ちから、2018年にジュエリーリモデルカウンセラー、2019年に相続診断士の資格を取得しました。

娘の誕生(2018/9/1)

娘の誕生は息子の時とは違った格別な喜びでした。仕事柄かもしれませんが、娘の成人式や結婚式のハレ姿が楽しみでしかありません。

パールフォーラム(2018/11/1)

パールフォーラムへの特別招待を受けてタヒチに行きました。着物姿で参列すると、現地の新聞に掲載されるなど大変喜んでもらえました。
さらに日本の真珠が世界に広がった様子を目の当たりにして、学生の頃の夢だった「日本の魅力を世界に」をもう一度思い描くようになりました。

パーソナルカラーアナリスト(2019〜)

着物もジュエリーも「色」が重要。
お客様にもっと喜んでもらえるように、パーソナルカラーアナリストの資格を取得しました。

コロナ禍の転機(2020〜)

コロナ禍ではイベント需要が消失しました。思い悩んだ結果、結婚式や成人式の経験値を新たな事業で活かそうと決意しました。
一生に一度きりではなく、結婚記念日や母の日など、毎年ある記念日で「いつも、ありがとう」を増やし社会を幸せにすることが、私たちのミッションとなりました。

ビジョンの実現へ(2020〜)

私たち親子三世代の人生、結婚式や成人式の感動から「家族の幸せをご提供する」こと。
そして「日本の魅力を世界へと発信する」こと。
その二兎を同時追い求めようと、二つのブランドを立ち上げました。

ERIS VELINA(2020〜)

「衿元に永遠の光」をコンセプトに、美しい無調色真珠を世界へ発信するブランド「ERIS VELINA」を立ち上げました。

ERILISS(2022〜)

「衿元に幸せを」をコンセプトに、誕生石をセレクトし家族の絆を表現するブランド「ERILISS」を立ち上げました。