2月の誕生石【アメジスト】は愛の守護石!宝石の特徴から石言葉、意味、効果まで徹底解説
2月の誕生石は、パワーストーンとしても人気の高いアメジストです。美しい紫色と神秘的な輝きで私たちを魅了するアメジストには、どのような石言葉や意味があるのでしょうか?今回は、2月の誕生石アメジストについて、名前の由来、歴史、石言葉、意味などを紹介します。
アメジストとはどんな宝石?名前の由来や歴史
2月の誕生石として知られるアメジストは、高貴な紫色をした美しい宝石です。もともと紫色をした宝石種は数少なく、19世紀にブラジルでアメジストの大鉱床が発見されるまでは、希少価値の高い宝石として珍重されていました。現在では産出量も多くなり、様々なジュエリーにも多く使われる身近な宝石の一つです。ここからは、そんな身近な宝石アメジストについて詳しく解説します。
アメジストの鉱物的な特徴
アメジストは石英(水晶・クォーツ・クリスタル)の紫色の変種です。ガラスのような光沢を持ち、色合いはライラック色から濃い紫色まで濃淡さまざまです。アメジストの紫色は、透明の水晶の中に微量の鉄イオンが含まれていることに起因しています。
アメジストと同じクォーツの変種にシトリンがありますが、アメジストが紫系の色合いをしているのに対し、シトリンは黄色からオレンジ色をしています。紫と黄色は補色関係にあるため、アメジストを高温で加熱することによりシトリンの色調に変化させられます。天然シトリンは自然界ではとても希少な存在で、市場で流通しているシトリンのほとんどは、採掘量の多いアメジストを加熱処理したものです。
アメジストの産地
アメジストは産出量が多く、世界各地で産出されています。原産地として有名な国は、ブラジル、ウルグアイ、ザンビア、マダガスカルで、特にブラジルやウルグアイの2国は産出量の多い主要原産国です。日本国内でも微量ながら採掘されており、宮城県白石市の雨塚山や鳥取県が、国産アメジストの産地として知られています。
アメジストは、産地によって色の濃淡や結晶の大きさに特徴があります。 ブラジル産のアメジストは、黒みを帯びたものや淡めの色まで幅広い色合いがありますが、ドーム状のジオード(晶洞)が採掘でき、結晶は比較的大きめです。ウルグアイ産は深く濃い紫色のものが多く、結晶の粒は小さめです。ザンビア産のアメジストは透明度が高く、濃い紫色の良質の原石が多いのが特徴。ブラジル産に比べると高い価格で取引される傾向にあります。
アメジストの歴史と名前の由来
アメジストは、2万5000年前の遺跡から見つかった装身具に使われていたほど、古くから宝飾品として重宝されてきた宝石です。古代エジプトでは魔除けの石として、古代ギリシャでは酒に酔わないお守りとして使われていました。また、カトリック教会の司祭や枢機卿の服、指輪、ロザリオなどに、神聖な司教石としてアメジストが使われていました。
アメジストという名の由来は、ギリシャ語の「アメシスタス(酒に酔わない)」が語源になっていると言われています。このため、中世のヨーロッパでは、アメジストで作られた杯を使えば、お酒を飲んでも悪酔いしないと信じられていたそうです。ちなみに、カタカナでは「アメジスト」と濁音付きで表記されることが多いですが、英語では「amethyst」なので、原語の発音に近い表記は「アメシスト」です。
和名は紫水晶
アメジストはその色合いから、紫水晶という和名で呼ばれています。紫水晶に関する記述が最初に見られるのは、平安時代に書かれた『本草和名』という薬に関する書物です。また、日本では古来から紫色は高貴な色とされていることから、紫水晶もさまざまな宝飾品や儀式用の道具として大切に使われていました。
アメジストの石言葉・意味・効果
花にそれぞれの花言葉があるように、宝石にもそれぞれに込められた意味や祈りを表す特別な石言葉があります。石言葉は古くからの言い伝えや慣習から来ているもの、宝石の色や特性などから来ているものなどがあり、一つの宝石にもいろいろな石言葉や意味があります。アメジストにはどのような石言葉や意味があるのでしょうか?
アメジストの石言葉や意味
アメジストの石言葉は、「真実の愛」「心の平和」「誠実」「高貴」「調和」などです。アメジストは「愛の守護石」とも呼ばれており、相手の本質を理解して真実の愛を育む石とされています。また、かつては特別な人のみが身に着けられる高貴で神聖な宝石であったことを示すように、ポジティブな石言葉を多く持っています。
アメジストの効果
アメジストの落ち着いた色合いは、身に着ける人の心に癒しと安らぎを与えてくれるとされています。精神的な穏やかさを得られ、不安やストレスを和らげてくれるでしょう。
また、アメジストが与える精神的な落ち着きや調和は、恋愛関係にも良い影響を与えてくれます。冷静な判断力で物事を見極められるようになるため、相手の本質を理解し愛情を育む「愛の守護石」と言われているのです。
アメジストの楽しみ方や取り扱い方法
アメジストはいろいろな楽しみ方のできる宝石です。ここからは、アメジストの楽しみ方や、お手入れ方法について解説します。
アメジストの楽しみ方
アメジストは色が濃く鮮やかなもの、透明度が高いもの、カットの美しいものが、宝石としての価値が高いとされています。アメジストのジュエリーを選ぶ場合には、この価値基準を参考に選んでみると良いでしょう。
また、アメジストは大きな結晶が採掘されやすい宝石なので、インクリュージョンがあったり透明度が低かったりするけれどもサイズの大きい原石も多く流通しています。大ぶりのアメジストをブレスレットやネックレスに加工したものは、個性的で存在感のあるジュエリーとして人気があります。
六角柱に伸びたナチュラルポイントや、ドーム状のジオードを部屋に飾って楽しむ人も多いです。アメジストは風水では、邪気を払う効果や仕事運をあげる効果があるとされているので、家や職場に飾ると運気が上がるかもしれません。
アメジストのお手入れ方法
アメジストのモース硬度は7で、比較的取り扱いやすい宝石です。長時間直射日光にあてる退色したり、急激な温度変化でひび割れしたりする可能性はありますが、日常的な使用では特別な注意は必要ありません。
普段のお手入れは、使用後に柔らかい布で軽く拭くだけで大丈夫です。落ちない汚れがあれば、少量の中性洗剤をぬるま湯に溶かし、柔らかい布に含ませて優しく拭きましょう。洗い終わったら水ですすぎ、水気を拭き取りましょう。
アメジストの取り扱いで気を付けるポイント
アメジストは紫外線と熱に弱いため、長時間直射日光にあたると退色してしまう可能性があります。アメジストのジュエリーや置物は、直射日光のあたる場所には置かない方が良いでしょう。 また、モース硬度は7なので特に繊細な宝石ではありませんが、インクリュージョンや傷のあるアメジストの場合、超音波洗浄は避けた方が良いでしょう。
アメジストを使ったジュエリーはこんな人におすすめ
アメジストは多くのポジティブな石言葉を持ち、恋愛運や仕事運にも良い影響を与えてくれる宝石として人気があります。アメジストは、以下の方におすすめです。
2月生まれの方
アメジストは2月の誕生石です。誕生石を日常的に身に着けていると、災いから身を守ってくれたり幸運を呼び寄せてくれたりする効果があると、古くから言い伝えられています。
アメジストは取り扱いが難しくなく、比較的安価で手に入る宝石なので、日常使いしやすい宝石です。2月生まれの方は、アメジストをあしらったネックレス、リング、ブレスレットなどを、日常的に身に着けてみましょう。
結婚17周年の方
アメジストは結婚17周年の結婚記念日ジュエリーです。結婚17周年というと、目まぐるしい子育て期もそろそろ終わりに近づいてきた、40代から50代のご夫婦が多いでしょう。「誠実」や「心の平和」といった石言葉に、今も変わらぬ妻への愛情や穏やかな結婚生活の持続を願う気持ちを込めて、アメジストのジュエリーを選んでみてください。
恋愛運を高めたい方
アメジストは「愛の守護石」とも呼ばれている通り、恋愛成就に効果があるとされています。アメジストのもたらす恋愛運は、恋に溺れてしまうような情熱的で刹那的な恋愛ではなく、あくまでも冷静で穏やかなものです。
アメジストの石言葉の一つには「心の平和」がありますが、精神的な穏やかさを保ちながら、大切な人との心の絆を深めていけます。冷静な判断力で誠実な相手を引き寄せることができ、真実の愛を守りながら育んでいくことができます。
精神的な安定を求めている方
アメジストには、身に着ける人の心に癒しや安らぎを与えてくれると言われています。精神的な不安に落ち入りやすい方や、家庭や職場でのストレスを抱えている方は、アメジストのリラックス効果で、不安やストレスが和らぐでしょう。
アメジストのジュエリーを購入するなら『ERILISS』で
かつては、ダイヤモンドやルビーといった貴石と同じように希少価値が高いとされていたアメジスト。流通量が多くなった現在では気軽に身に着けやすい宝石の一つとなっていますが、美しい光沢と高貴な紫色の色合いが魅力的なことは変わりません。
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